文献詳細
文献概要
今月の主題 胃の隆起性病変(polypoid lesion)―その形態と経過 序説
「胃の隆起性病変(polypoid lesion)」企画に当たって
著者: 芦澤眞六1
所属機関: 1東京医科大学内科
ページ範囲:P.373 - P.373
文献購入ページに移動しかしそれにしては,本号の内容が過形成性ポリープといわゆる異型上皮巣(境界領域病変)とに重点が置かれすぎているとの御批判もあろう.企画に際してもその点はいろいろと議論されたが,とにかく今回は診断よりもむしろ経過に重点を置いて,きめ細かく,確実にfollow upできた例をたくさん集め,そこからある病変の病態生理学的な解明に迫ろうということになった.そうなると,現状では症例のたくさん集まっているのは前述の2病変,すなわち過形成性ポリープと隆起性異型上皮巣ということになる.
掲載誌情報