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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻4号

1982年04月発行

文献概要

今月の主題 胃の隆起性病変(polypoid lesion)―その形態と経過 主題

隆起性異型上皮巣の経過

著者: 三嶋孝1 奥田茂1 谷口春生2 石黒信吾2

所属機関: 1大阪府立成人病センター消化器内科 2大阪府立成人病センター病理科

ページ範囲:P.397 - P.405

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 胃異型上皮巣は,臨床の場で1つの疾患単位として扱われて久しいにもかかわらず,その本態が腫瘍か過形成か,また癌との関連においていかに位置づけるべきかなど,未解決の問題が多い.したがって,本病変の臨床的な扱い方についても,早期胃癌に準じて手術すべきであるとするもの,polypectomyの適応であるとするもの,経過観察で十分とするものなど,様々に議論されているのが現状である.そこで本稿では,長期経過観察から得た知見をもとに,異型上皮巣に対する臨床的な対応の仕方について著者らの考えを述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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