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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻4号

1982年04月発行

文献概要

今月の主題 胃の隆起性病変(polypoid lesion)―その形態と経過 座談会

胃の隆起性病変―形態と経過を中心に

著者: 市川平三郎1 喜納勇2 高木国夫3 大柴三郎4 坂本清人5 中沢三郎6 岸清一郎7 芦澤眞六8 望月孝規9

所属機関: 1国立がんセンター 2浜松医科大学・病理 3癌研病院・外科 4大阪医科大学・第2内科 5九州中央病院・内科 6名古屋大学・第2内科 7徳島大学・第2内科 8東京医科大学・内科 9日本専売公社東京病院・検査科

ページ範囲:P.414 - P.426

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 芦澤 胃の隆起性病変と申しますと,皆様御存知のように,早期癌のⅠ型,Ⅱa型,進行癌で言うとBorrman 1型,あるいは2型も入るかもしれません.それから,粘膜下腫瘍,珍しいものとしては好酸球性肉芽腫,carcinoid,またgastritis verrucosaなどが入るわけですが,それらの診断については,もう何回か取り上げられています,したがって,本日の座談会では,主としてそれらの経過を話題にします.

 今申しました珍しい病気については,経過をみた例は少ないので,話題の中心は過形成性のポリープと,いわゆる境界領域の病変が主体ではないかと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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