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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻4号

1982年04月発行

Coffee Break

Enteroinsular Axis

ページ範囲:P.434 - P.434

文献概要

 McIntyreらやPerleyらは,ブドウ糖を経静脈投与したときよりも,経口投与したときのほうがインシュリンの反応が大きいことを見付けた.インシュリン分泌は血中ブドウ糖濃度に影響されるけれども,それとは別に,経口摂取されたブドウ糖に対して消化管から分泌される何かが関与していると考えられた.

 それからは,多くの消化管活性ペプタイドについて,この現象とのかかわり合いを検討する仕事がなされたのである.結果は,多くの活性ペプタイドが関与しうることがわかったのだが,ブドウ糖の生理的な量を投与した場合,これに対応してくるものはGastric Inhibitory Polypeptide(GIP)とエンテログルカゴンであることが判明した.Makhlouf,Thomasら,O' Dorisioらがこういう研究をした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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