文献詳細
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海外文献紹介「病歴の長い潰瘍性大腸炎において大腸ファイバースコープで発見された異型上皮に関連した病変あるいは腫瘤:大腸切除の適応」 フリーアクセス
著者: 松浦昭1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.458 - P.458
文献概要
著者らは,シカゴ大学で病歴の長い潰瘍性大腸炎患者の監視システムを作り,大腸癌の発生をできるだけ早く診断する努力をしている.今回,4年間に7年以上病歴のある広汎なあるいは全結腸型の潰瘍性大腸炎112名に対して大腸ファイバースコープを施行し,Dysplasia associated lesion or mass(以下DALM)について検討した.ルーチンに盲腸から直腸まで平坦な粘膜から10cm間隔に少なくとも5個所の生検が,疑わしい病変からは少なくとも3個所の生検が施行された.
Dysplasiaの分類は,なお病理学者の間で問題となっているが,共著者のR. H. Riddelが生検標本をmild,moderate,severeと分類した.
掲載誌情報