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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻5号

1982年05月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(3)―臨床と病理 主題

sm胃癌の内視鏡診断

著者: 小越和栄1 丹羽正之1 斎藤征史1 加藤俊幸1 渋谷隆1

所属機関: 1新潟県立ガンセンター新潟病院内科

ページ範囲:P.521 - P.526

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 早期胃癌の予後はm癌とsm癌では明らかな相違があり1),更に進行癌では予後は著しく低下する.したがって今までに胃癌の深達度を内視鏡的に行う努力が数多くなされてきた2)~6).近年,この胃癌の浸潤範囲と深達度の診断が特に重要視されるようになり7),深達度診断は91.8%可能であったとの報告8)もみられている.

 しかし,現実には深達度の内視鏡診断はかなり難しく,長年の経験に負うところが多い.したがってこの弊害をなくし,経験の浅い人たちにも正しく深達度診断を可能とするためには深達度診断に必要な情報を整理し,できるだけ単純化することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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