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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻5号

1982年05月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(3)―臨床と病理 主題症例 診断の難しかった症例

術前にⅡc型早期癌と診断されたpm胃癌の1例

著者: 田尻久雄1 吉田茂昭1 山口肇1 吉森正喜1 小黒八七郎1 牛尾恭輔2 笹川道三2 山田達哉2 屋良昭彦3 廣田映五3

所属機関: 1国立がんセンター内科 2国立がんセンター放射線診断部 3国立がんセンター病理

ページ範囲:P.527 - P.532

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 近年,胃癌に対する胃X線・内視鏡診断技術の進歩は著しく,その深達度の推定についてもルーチンワークとして行われている.しかしながら,深達度診断のうち,特に陥凹型胃癌の早期癌と早期胃癌類似進行癌との鑑別にはしばしば難しいものが存在する.

 そこで深達度に関して,術前診断と手術後の病理組織診断とが食い違った症例のうち,見直し診断をしても,なお診断が難しかったⅡc型早期癌類似進行胃癌の1例を供覧し,現在の胃癌の深達度診断における問題点について若干の検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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