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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻5号

1982年05月発行

文献概要

今月の主題 sm胃癌の問題点(3)―臨床と病理 主題症例 診断の難しかった症例

深達度診断を誤った小さな隆起型胃癌(Borrmann1型)の1例

著者: 大崎康世1 馬場保昌1 二宮健1 池田滋司1 久原敏夫1 古賀正広1 斉藤達雄1 高木国夫2 加藤洋3 木下満洲夫4

所属機関: 1癌研究会附属病院内科 2癌研究会附属病院外科 3癌研究会附属病院病理 4木下医院

ページ範囲:P.545 - P.550

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 深達度診断を誤った小さな隆起型胃癌(Borrmann1型)の1例を報告する.

症例

 患 者:46歳,男,会社員.

 主 訴:自覚症状なし.

 家族歴:同胞11人中4人が胃癌で死亡.

 既往歴:41歳時虫垂炎手術.45歳時発作性心房細動.

 現病歴:同胞に胃癌が多いため,1973年某病院にて胃X線検査を受けたが,そのときは胃炎と診断された.その後も胃X線検査を受けていたが,1975年10月26日近医での胃X線検査でⅠ型早期癌と診断された.同年12月3日癌研内科に入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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