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研究
Linitis plastica型胃癌の臨床病理学的研究―特に経過時間について
著者: 美園俊明12 中村恭一12 加藤洋1 菅野晴夫1
所属機関: 1癌研究会研究所病理 2筑波大学基礎医学系病理
ページ範囲:P.691 - P.698
文献購入ページに移動一方,胃底腺粘膜領域は癌の好発部位ではなくまた,linitis plastica型癌もほかの型の癌に比べて決して多くはない2)17)20).しかし,この領域の未分化型癌は幽門腺粘膜領域のそれに比べて,癌が小さくても粘膜下組織へ浸潤する傾向が強いこと10),linitis plastica型癌は予後が極めて悪いこと12)13),および比較的若年成人に発生する傾向があり17)18),その早期の発見と治療は極めて重要である.
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