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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻7号

1982年07月発行

研究

十二指腸潰瘍のnatural history

著者: 山田直行1 早川和雄1 福地創太郎1 秋山洋2 中島幹夫3

所属機関: 1虎の門病院消化器科 2虎の門病院消化器外科 3虎の門病院腹部一般外科

ページ範囲:P.773 - P.784

文献概要

 十二指腸ファイバースコープが開発されてから十二指腸潰瘍の臨床経過がかなり的確に把握されるようになってきたが,長期経過については胃潰瘍1)2)に比較して不明な点も多い.われわれは内科的に経過観察中の症例について,長期経過に伴う再発の実態を調査し,臨床症状や潰瘍の形態,X線的球部変形の推移,胃潰瘍の合併などについて検討すると共に,手術症例における手術に至った経過を解析し,十二指腸潰瘍のnatural historyについて考察を加えた.

 内科的経過観察中の十二指腸潰蕩の経過 

 内視鏡にて十二指腸潰瘍の存在を確認した症例のうち,初発と推定される時点から3年以上の経過が明らかな症例を対象として,十二指腸潰瘍の長期経過について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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