文献詳細
文献概要
今月の主題 小腸X線検査法の進歩 主題
小腸二重造影法によるX線診断―クローン病の小腸微細病変
著者: 田中啓二1 八尾恒良1 藤田晃一1 日吉雄一1 中武幸一1 有馬純孝2 浜田修二3 村山寛3
所属機関: 1福岡大学医学部第1内科 2福岡大学医学部第1外科 3福岡大学医学部第1病理
ページ範囲:P.871 - P.884
文献購入ページに移動特にクローン病においては,主病変のほか主病変より口・肛門側にskipして拡がる小病変を二重造影法によって正確に描写,観察することが可能となっている8)~12).クローン病では口側の小病変群を診断することは,手術時の切除範囲の決定に重要であるばかりでなく,クローン病の進展様式や病態生理の理解,クローン病の病期診断や早期発見など10)11)13)に関して極めて重要な情報を提供してくれるものと考える.
掲載誌情報