icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻9号

1982年09月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

原発性胃アミロイドーシスの1例

著者: 岡林義弘1 竹内藤吉1 中村卓1 中屋龍助2 山崎芳生3 佐々木秀俊4

所属機関: 1三重県構成農業協同組合連合会松阪中央総合病院外科 2三重県構成農業協同組合連合会松阪中央総合病院内科(現在高知日赤内科) 3三重県構成農業協同組合連合会松阪中央総合病院外科(現在紀南病院外科) 4三重県構成農業協同組合連合会松阪中央総合病院外科(現在大台厚生病院外科)

ページ範囲:P.959 - P.964

文献概要

 アミロイドーシスは最近,わが国でも注目され報告例が増えている疾患である.その主たる沈着臓器は,腎,肝,心,脾であるが,胃腸管へのアミロイド沈着もよく認められる.その症状として食思不振,下痢,血便があり,また吐血,下血を来した症例にはX線透視,内視鏡検査および生検が行われているが,確診されたのは,剖検例がほとんどで,胃切除が行われたという報告は少ない.

 われわれは最近,大量の吐下血を来し,X線透視および内視鏡検査で悪性リンパ腫を疑い,胃全摘の結果,原発性胃アミロイドーシスであった症例を経験したのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら