icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻9号

1982年09月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

CEA産生空腸癌の1例

著者: 宮田潤一1 小平進1 寺本龍生1 高田育明1 阿部令彦1 熊倉賢二2 杉野吉則2 小野成夫3

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2慶応義塾大学放射線診断部 3東京歯科大学市川病院外科

ページ範囲:P.989 - P.992

文献概要

 小腸は全消化管長の75%,全消化管粘膜総面積の85%を占めているが,癌の発生頻度は極めて低く,全消化管の約1%1)と言われ,本院での総消化管癌手術症例における小腸癌の頻度は,0.12%であった.最近,腹部不快感を主訴として来院し,血清CEA高値を呈した空腸癌を切除し,組織内CEAの酵素抗体法による特異染色と,CEAの定量を行い,CEA産生空腸癌と考えられる所見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら