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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻9号

1982年09月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

多発大腸癌を合併した潰瘍性大腸炎の1例

著者: 辻仲康伸1 竹村浩1 松田好男1 土屋周二1 桔梗辰三2

所属機関: 1横浜市立大学医学部第2外科 2横浜市立大学医学部中検病理

ページ範囲:P.1015 - P.1020

文献概要

 潰瘍性大腸炎の癌化率は欧米では3%程度1)と言われているが,本邦での報告例はいまだ少なく,1981年7月の第15回大腸癌研究会の全国集計2)では潰瘍性大腸炎1,416例中癌発生と関係したと思われる症例は11例(0.78%)にすぎない.われわれは全経過5年の短期間に大腸癌と前癌病変の多発をみた潰瘍性大腸炎の手術,剖検例を経験し,摘出大腸を全割して組織学的に詳細な検索ができたので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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