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文献詳細

雑誌文献

胃と腸17巻9号

1982年09月発行

今月の主題 症例・研究特集

研究

噴門部癌のX線診断に関する研究―陥凹性早期胃癌を中心に

著者: 西俣寛人1 政信太郎1 西俣嘉人1 谷山茂樹1 西俣寿人1 柳田勤1 美園俊明1 橋本修治1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1035 - P.1043

文献概要

 近年,X線検査・内視鏡検査の進歩により胃癌の診断能は著しく向上し,5mm以下の早期癌でも条件が良ければ容易に診断されるところまできている.しかし,噴門部に関しては長い間,その診断能は他の部位に比べて低迷してきたが,最近造影剤の改善や撮影装置の改良が進み,噴門部の微細所見の描写も十分可能になりつつある.この段階で噴門部の診断理論も改めて見直してみる必要があると,思われる.われわれは1978年以後,噴門部の診断について検討を行い,早期癌の発見に努めてきた.この間に発見された陥凹型早期癌を対象に,噴門部特に食道開口部近傍におけるX線診断に必要な基礎的検討を行ったので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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