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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻1号

1983年01月発行

文献概要

今月の主題 臨床の場における上部消化管スクリーニング法―X線と内視鏡 主題

臨床の場における上部消化管スクリーニング法―内視鏡の立場より

著者: 大柴三郎1 正宗研1 平田一郎1 渡部重則2 正木秀博2

所属機関: 1大阪医科大学第2内科 2市立枚方市民病院消化器内科

ページ範囲:P.41 - P.48

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 X線と内視鏡のどちらを臨床のスクリーニングの場で優先させるべきであるかの評価を正しく比較検討するには多くのfactorを考慮しなければならず,安易にその結論は決められない.日常,上部消化管疾患の診断には両検査の協同作業下に拾い上げから確診までが行われ,相互の情報を総合的に利用するのが現況であり,スクリーニング法としてはケース・バイ・ケースで選択されている.

 実際に経験された多数の小病変についてretrospectiveにみると両検査とも“そこに病変がある”と指摘された場合には,その描出はほとんど可能であり,また,X線フィルム,内視鏡フィルムの再読影でもチェックできるものが大部分である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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