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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻1号

1983年01月発行

文献概要

症例

Barrett食道に発生した早期癌の1例

著者: 大島厚1 安藤暢敏1 勝呂芳正1 三吉博1 阿部令彦1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.71 - P.75

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 いわゆるBarrett食道は1950年Barrettにより報告され,彼により後に“The lower esopha-gus lined by columnar epithelium”という概念が提唱された.Poleynardらによれば1977年までにBarrett食道に発生した腺癌の報告は50例であり,その後の報告を含めても70例に満たない.本邦では中村らの報告を嚆矢とし,2例と数少ない.今回われわれは小体症を伴う,Barrett食道に発生した早期癌を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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