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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻10号

1983年10月発行

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書評「Color Atlas of Liver Pathology」 フリーアクセス

著者: 市田文弘1

所属機関: 1新潟大学

ページ範囲:P.1048 - P.1048

文献概要

 このアトラスはイギリスのEdinburgh大学のR.C. Curran教授が編纂し,Oxford University pressから出版しているOxford Color Atlases of Pathologyの中の第1編目のものである.このアトラスはイギリスのGlasgow Royal lnfirmaryの病理部主任R.S. Patrick教授によって,手術時,および剖検時に採取した肝臓を用いて,正常肝から典型的な肝臓病の肝病変について肉眼写真,光学顕微鏡写真を432葉のカラーアトラスとして収め,その写真説明も極めて簡潔で,要領よく纒められている,著者の言葉を借りると,このアトラスは教科書としてではなく,臨床病理学者の肝臓病に関する肉眼的,光顕的な知識を助けるために書かれている.

 著者のPatrick教授はわが国ではあまり知られていないが,Curran教授の説明によると,Patrick教授のこのアトラスはイギリスの内外,特にアフリカにおける長年にわたる肝臓病に関する経験を基にしているようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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