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文献概要
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海外文献紹介「黄疸の鑑別診断における4つの非侵襲的検査法の比較検討」
著者: 種広健治1
所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科
ページ範囲:P.1088 - P.1088
文献購入ページに移動 A Blinded Prospective Study Comparing Four Current Noninvasive Approaches in the Differential Diagnosis of Medical Versus Surgical Jaundice: W O'Connor, PJ Snodgrass, et al (Gastroenterology 84: 1498~1504, 1983)
黄疸の鑑別能について,病歴と理学的検査と一般血液検査に基づく臨床評価,超音波検査,CT検査,核医学胆道スキャンの4法をプロスペクティブに比較した.対象は診断が確定した50例で肝内胆汁うっ滞29例,肝外閉塞21例であった.肝外閉塞症例における各法の診断感度は,臨床評価95%,超音波検査55%,CT検査63%,胆道スキャン41%,診断特異性は,それぞれ76%,93%,93%,88%,全体の診断精度(真陽性率+真陰性率)は,それぞれ84%,78%,81%,68%であった.
黄疸の鑑別能について,病歴と理学的検査と一般血液検査に基づく臨床評価,超音波検査,CT検査,核医学胆道スキャンの4法をプロスペクティブに比較した.対象は診断が確定した50例で肝内胆汁うっ滞29例,肝外閉塞21例であった.肝外閉塞症例における各法の診断感度は,臨床評価95%,超音波検査55%,CT検査63%,胆道スキャン41%,診断特異性は,それぞれ76%,93%,93%,88%,全体の診断精度(真陽性率+真陰性率)は,それぞれ84%,78%,81%,68%であった.
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