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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻10号

1983年10月発行

文献概要

症例

内科的治療で良好な経過を示した胃サルコイドーシスの1例

著者: 佐藤信一郎1 尾形浩1 藤倉益雄1 大泉晴史1 古沢晃宏1 桐生徳義1 松田忠三1 水戸省吾1 海野清2 高橋克朗2 菊地隆三3

所属機関: 1山形県立中央病院内科 2山形県立中央病院病理 3菊地医院

ページ範囲:P.1089 - P.1096

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 サルコイドーシスは全身的系統疾患であり,現在原因不明である.胃サルコイドーシスは比較的まれで文献的にも三十数例の報告をみるにすぎない.われわれは前胸部痛を主訴とし,胃生検,前斜角筋リンパ節および肝生検によりサルコイドーシスの診断を得,ステロイド治療により良好な経過を得た症例を経験したのでここに報告する.更に1981年までに報告され,収集し得た本邦の34例(本症例を含む)につき文献的考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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