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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻10号

1983年10月発行

症例

胃石成分の分析から大豆多食に起因すると推定された胃石の1例

著者: 宮尾昌宏1 中田博文1 宮崎正子1 大西三朗1 山本泰猛1

所属機関: 1高知医科大学第1内科

ページ範囲:P.1115 - P.1118

文献概要

 胃石症についての報告は少ないが,本邦においては柿の多食に起因する果実胃石が多く,大豆多食による線維胃石の報告は極めて少ない.最近われわれは,高血圧症の民間療法として大豆の酢漬けを多食し,胃石の発生をみたと考えられる症例を経験した.胃石は自然排出され,得られた胃石について構成成分の分析を行い,本例の胃石は大豆を素材として形成されたものであることをほぼ証明しえたので,臨床像と共にその成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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