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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻11号

1983年11月発行

今月の主題 逆流性食道炎

主題

逆流性食道炎の内視鏡的鑑別診断

著者: 佐野元哉1

所属機関: 1大阪府立成人病センター

ページ範囲:P.1167 - P.1173

文献概要

 最近,細径のpanendoscope(GIF-P3)が多く用いられるようになり,食道をみる機会が増してきた.このため胃食道接合部,下部食道の変化をとらえることが容易となり,この接合部に存在するびらん,潰瘍の診断能力が向上した.われわれは食道癌の診断のため,ルゴール染色を10年前から使用してきた.この方法によるとZ-lineは明瞭となり,この部位および下部食道に存在するびらん,潰瘍の変化もかなり正確にとらえられるようになった.この方法で観察した逆流性食道炎が存在する胃食道接合部および下部食道の病変についても色素内視鏡所見を中心に述べる.

 方 法

 ルゴール染色法もかなり普及してきたので各施設によって異なると思うが,当所での方法を簡単に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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