icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻11号

1983年11月発行

文献概要

胃と腸ノート

ヒト胃癌および胃粘膜腸上皮化生におけるγ-glutamyl transpeptidase(GGT)の酵素組織化学的検索

著者: 西恵吾1 小島範子1 増森興治1 和田雅世1 上田光孝1 内田英二1 松倉則夫1 沼尻秀章1 吉安正行1 徳永昭1 田中宣威1 大川共一1 代田明郎1 浅野伍朗2

所属機関: 1日本医科大学第1外科 2日本医科大学第2病理

ページ範囲:P.1174 - P.1174

文献購入ページに移動
 われわれの教室においては数年来,胃粘膜腸上皮化生と胃癌の発生との関連について種々なる角度から臨床的ならびに実験的に研究報告をしてきている.今回はoncofetal enzymeの1つとして近年にわかに注目されているGGTの胃癌および胃粘膜腸上皮化生における活性局在を酵素組織化学的に検索すると共に,ALP,CEAの局在と比較検討した.

 教室において切除された高分化型腺癌3例,中分化型腺癌5例,低分化腺癌5例,印環細胞癌5例,計18例の摘出胃標本より5×5×3mmの組織片を採取し,冷アセトンで12時間固定,軟パラフィン包埋後3μmの連続切片を作製した.GGTはRutenburg法,ALPはBurstone法,CEAは酵素抗体間接法を用いて観察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?