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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻11号

1983年11月発行

今月の主題 逆流性食道炎

主題

逆流性食道炎の病理

著者: 磯野可一1 神津照雄1 佐藤博1

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1185 - P.1191

文献概要

 逆流性食道炎は下部食道噴門部における逆流防止機構の不全または破壊によって,消化液の食道内への逆流を主として,これに幾つかの因子が組み合わさって発生するものと思われる.不全による場合は食道裂孔ヘルニア,短食道などに代表され,破壊による場合は噴門切除,胃全摘などの場合に代表される.今回の特集では特に後者の術後逆流性食道炎を除外するとある.

 原発性の逆流性食道炎は,もともと欧米に多く日本では比較的少ない疾患であった.しかるに,生活様式も欧米化され,肥満の患者が多く,かつ高齢化社会となった今日においては,次第に注目すべき疾患となりつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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