文献詳細
今月の主題 逆流性食道炎
主題
文献概要
逆流性食道炎は下部食道噴門部における逆流防止機構の不全または破壊によって,消化液の食道内への逆流を主として,これに幾つかの因子が組み合わさって発生するものと思われる.不全による場合は食道裂孔ヘルニア,短食道などに代表され,破壊による場合は噴門切除,胃全摘などの場合に代表される.今回の特集では特に後者の術後逆流性食道炎を除外するとある.
原発性の逆流性食道炎は,もともと欧米に多く日本では比較的少ない疾患であった.しかるに,生活様式も欧米化され,肥満の患者が多く,かつ高齢化社会となった今日においては,次第に注目すべき疾患となりつつある.
原発性の逆流性食道炎は,もともと欧米に多く日本では比較的少ない疾患であった.しかるに,生活様式も欧米化され,肥満の患者が多く,かつ高齢化社会となった今日においては,次第に注目すべき疾患となりつつある.
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