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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻12号

1983年12月発行

文献概要

今月の主題 Crohn病の診断 主題

Crohn病の臨床症状と形態との相関―手術例を対象にして

著者: 西俣嘉人1 谷山茂樹1 柳田勤1 牧猛1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1293 - P.1296

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 従来,わが国に少ないとされていたCrohn病の報告も近年増加しつつあり,本誌でも数回にわたって特集号が組まれてきた.

 Crohn病の臨床症状として腹痛,下痢,体重減少が頻度が高く,これらは小腸,大腸,および小腸と大腸の両方に病変を有するものに,いずれにも共通してみられる.これらの臨床症状は病変の部位,範囲,stageによって程度の差はあると思われるが,病変の形態との相関に関してはいまだはっきりしていない.そこでわれわれは手術症例を対象に,臨床症状と肉眼所見との相関について検討してみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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