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症例
食道,胃,十二指腸に微小・微細病変を伴った小腸Crohn病の1例
著者: 牛尾恭輔1 石川勉1 後藤裕夫1 笹川道三1 山田達哉1 土方淳2 田尻久雄2 吉田茂昭2 吉森正喜2 板橋正幸3 廣田映五3 市川平三郎4
所属機関: 1国立がんセンター病院放射線診断部 2国立がんセンター病院内視鏡部 3国立がんセンター病院研究所病理部 4国立がんセンター病院
ページ範囲:P.1343 - P.1350
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患 者:49歳,主婦.
主 訴:腹痛.
既往歴:33歳-虫垂切除術,38歳-胃潰瘍.
家族歴,生活歴:特記すべき事項なし.
現病歴:1981年4月ごろより,腹痛および下肢に結節性紅斑が出現し,国立がんセンターを受診.一般臨床検査で高アミラーゼ血症があったため膵炎が疑われ,保存的治療で軽快した.しかし,翌年3月,再び腹痛と結節性紅斑が出現し,今回は下痢,背部痛と体重減少を伴ったため,7月精査の目的で内科に入院した.
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