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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻2号

1983年02月発行

文献概要

症例

内視鏡的に切除しえた小児の単発性胃ポリープの1例

著者: 八幡紀子1 横山達司1 岩本俊之2 毛利久夫3 末永健二4

所属機関: 1広島鉄道病院内科 2広島鉄道病院病理 3広島鉄道病院小児科 4広島大学付属病院放射線部

ページ範囲:P.191 - P.195

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 単発胃ポリープの報告は,一般には高齢者のものがほとんどであり,わが国における14歳以下の小児症例は,われわれの集計では9例をみるにすぎない.これらの報告には,詳細にわたるものはなく,その病態についても不明な点が多い.

 近年,内視鏡の進歩により,小児における内視鏡検査は比較的容易となり,その適応も積極的に考慮されるようになってきている.われわれは貧血を主訴とした8歳女児に胃内視鏡検査を施行したところ,巨大な有茎性の単発性胃ポリープを認め,内視鏡的ポリペクトミーにより切除し,組織学的に検討したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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