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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻2号

1983年02月発行

文献概要

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書評「胃癌の構造」

著者: 竹本忠良1

所属機関: 1山口大学・第1内科

ページ範囲:P.210 - P.210

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 私の本を読む習性には,相当の偏向がある.その1つとして,ときどきある著者の本を何冊かまとめておいて,一定の期間読みふけることがある.例えばといって,医学以外の本を挙げることはいささか気がひけるが,宗教史家の山折哲雄教授の著書では,「霊と肉」(東京大学出版会),「日本人の霊魂観」(河出書房新社),「宗教的人間」(法蔵館),「地獄と浄土」(春秋社),「日本人の心情」(NHKブックス)と,5冊の本をまとめて読みあげた.ごく最近のことである.こうした読書作業をするきっかけには,その著者の著作物のどれか1冊の本が魅力的であったということが多い.したがって,再読の本も,少なからず混じることになる.

 中村恭一教授の著書,論文にしても,上記のような作業をして,何日か,まとまった時間を全部あてたことがある.そこへ,「胃癌の構造」の書評である.思わず,むしゃぶりつくようにして読みふけった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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