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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻3号

1983年03月発行

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海外文献紹介「サルファサラジンは潰瘍性大腸炎で葉酸の吸収を阻害する」 フリーアクセス

著者: 小林世美1

所属機関: 1愛知県がんセンター第1内科

ページ範囲:P.230 - P.230

文献概要

Sulfasalazine Inhibits the Absorption of Folates in Ulcerative Colitis: C.H. Halsted, G. Gandhi, T. Tamura(N Eng J Med 305: 1513~1517, 1982)

 潰瘍性大腸炎疾患の患者でしばしば起こる葉酸欠乏は,サルファサラジンの使用に部分的に起因すると言われる.In vitro では,サルファサラジンは葉酸の腸管輸送や肝での葉酸酵素の阻害剤である.しかしながら,サルファサラジンの使用と葉酸の吸収不良の発現や欠乏との明らかな関連はまだ十分証明されていない.

 著者らは,潰瘍性大腸炎の患者でサルファサラジンの使用と葉酸吸収不良および欠乏の関連について研究し,殊にサルファサラジン投与患者と非投与患者での低血清葉酸値の頻度を比較した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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