icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻3号

1983年03月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

食道胃接合部にみられた悪性神経鞘腫の1例

著者: 卜部元道1 権田厚文1 林田康男1 鎌野俊記1 城所仂1 浜田勉2 矢ケ崎喜三郎3 桑原紀之1

所属機関: 1順天堂大学医学部第1外科 2順天堂大学医学部内科(消化器) 3順天堂大学医学部第1病理

ページ範囲:P.231 - P.235

文献概要

 食道胃接合部の粘膜下腫瘍の報告には平滑筋腫,平滑筋肉腫などの筋原性腫瘍が多くみられ,次いで神経性腫瘍が目立つが,いずれにしても,これらの外科処置に当たっては占居部位ならびに良悪性の術前診断が極めて重要である.部位的にはX線診断に多くの期待が求められることが多い.本症例はX線・内視鏡検査ともに噴門部の胃内発育型粘膜下腫瘍像を呈したが,大部分が食道粘膜で覆われており,組織学的にも多くの論議がなされた孤立性食道胃接合部悪性神経鞘腫であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら