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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻3号

1983年03月発行

今月の主題 症例・研究特集

研究

虚血性大腸炎20例の臨床像の経時的分析―X線および内視鏡像の推移を中心として

著者: 飯田三雄1 村上学1 岩下明徳2

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.311 - P.323

文献概要

 虚血性大腸炎は Boley ら(1963年)および Marston ら(1966年)の発表以来,1つの独立疾患として注目されるようになり,近年,報告例の増加に伴ってその臨床像および病理像も明確にされつつある.しかし,短時日のうちに急速に推移するとされている本症の病像の経時的変化については,いまだ十分に解明されているとはいい難い.

 先にわれわれは,本症の病理形態像とその経時的変化について報告した.今回は,注腸X線検査あるいは内視鏡検査が経過中2回以上にわたって施行された本症20例を対象とし,その自覚症状,炎症所見(血沈,白血球数),X線像および内視鏡像を経時的に分析したのでその成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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