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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻4号

1983年04月発行

今月の主題 急性腸炎(2)―主として感染性腸炎

主題症例

X線所見が診断の手掛かりとなった腸チフスの3例

著者: 今村健三郎1 八尾恒良2 渕上忠彦1 岡田安浩3 古賀安彦4 谷啓輔5 下田悠一郎6

所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2福岡大学医学部第1内科 3福岡赤十字病院内科 4古賀胃腸病院(元 国立福岡中央病院内科) 5佐田病院(元 福岡市医師会病院) 6九州大学医学部放射線科(元 国立福岡中央病院放射線科)

ページ範囲:P.387 - P.392

文献概要

 公衆衛生の向上および化学療法の進歩などにより,近年腸チフスの罹患率は著明に減少している.しかしながら,散発性の腸チフスの発生は必ずしも極めてまれなものではなく,不明熱や腹痛の鑑別診断の1つとして念頭に置くべきものと思われる.その臨床像や病理学的特徴については成書にも詳細な記述がなされているが,X線所見の特徴に関する記載は極めて乏しい.本稿においては,最近われわれが経験した3例の腸チフスの,主としてX線所見の特徴について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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