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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻4号

1983年04月発行

文献概要

今月の主題 急性腸炎(2)―主として感染性腸炎 主題症例

Yersinia enterocoliticaによる急性回腸末端炎の2例

著者: 山崎節1 小川清1 坪田順昭1 坂本清人1 小田辺茂雄2 豊島里志3

所属機関: 1公立学校共済組合九州中央病院内科 2小田辺胃腸科内科 3九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.399 - P.406

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 Yersinia enterocolitica(以下 Y. e.)による腸管感染症は,1964年のCarlssonらの報告以来,急性回腸末端炎の原因として注目され,最近本邦でもその報告が散見されるようになった.しかしながら,本邦ではそのX線所見について詳細に述べているものは少なく,また回腸末端部の内視鏡所見についての報告は,欧米を含めても見当たらない.今回われわれは,内視鏡検査までしえたY.eによると考えられる急性回腸末端炎を2例経験したので報告し,主としてそのX線・内視鏡所見について考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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