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書評「高齢者の手術とケア」
著者: 相馬智1
所属機関: 1杏林大学
ページ範囲:P.418 - P.418
文献購入ページに移動 私たちは現在高齢者社会の真っただ中にいる.今世紀ほど,これだけagingが問題になった時代もあるまい.agingの生理,病態,歴年齢とaging,機能そして精神障害,社会的背景などいずれをとらえても問題は大きい.この道の権威である山城先生が編者になって「高齢者の手術とケア」という本を上梓した.まさにタイムリーな企画と言える.
高齢者の線を60歳か65歳に引くかを云々したのはわずか15年ほど前のことである.現在では専門外の私ですら平気で80歳の手術をしているのである.平気と言っては語弊がある.おっかな吃驚といったほうがよいのかもしれない.その矢先にこの本の出現である.むさぼるように通読した.高齢者に対して専門の行き届いたケアと,専門医の努力があれば,ここまでできるのかという驚きがまず頭の中に去来する.
高齢者の線を60歳か65歳に引くかを云々したのはわずか15年ほど前のことである.現在では専門外の私ですら平気で80歳の手術をしているのである.平気と言っては語弊がある.おっかな吃驚といったほうがよいのかもしれない.その矢先にこの本の出現である.むさぼるように通読した.高齢者に対して専門の行き届いたケアと,専門医の努力があれば,ここまでできるのかという驚きがまず頭の中に去来する.
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