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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻5号

1983年05月発行

今月の主題 消化管の悪性病変と皮膚病変

主題

外科からみた消化器の悪性腫瘍と皮膚病変

著者: 田村英明1 古賀成昌1 貝原信明1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.457 - P.463

文献概要

 消化器疾患の中には皮膚に特定の病変をもって現れてくるものがあり,逆に,皮膚疾患の中には特有の消化器病変を有するものがある.更に,系統疾患の部分病変として,消化器および皮膚に病変を来すものなど,体表皮膚の病変は隠された消化器疾患を診断するうえで重要な症状として,その意義は大きい.しかし,消化器疾患と皮膚疾患との因果関係および病因については不明の点が多い.消化器病変と皮膚疾患が併存する症例の頻度は余り高くはないが,皮膚病変はかなり特徴的な所見を有することから,消化器の重要な疾患を早期に発見しうる有力な手掛かりとなりうる.本稿では消化器悪性腫瘍と皮膚病変が併存した症例について,その臨床像,治療成績,予後などについて外科的に検討した成績を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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