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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻5号

1983年05月発行

今月の主題 消化管の悪性病変と皮膚病変

主題症例

Vater乳頭部癌を伴い複雑な病態を呈したRecklinghausen病の1例

著者: 原田一道1 林英樹1 水島和雄1 岡村毅与志1 関谷千尋1 高杉佑一1 並木正義1 原田一民2

所属機関: 1旭川医科大学第3内科 2はらだ病院

ページ範囲:P.475 - P.479

文献概要

 Recklinghausen病(以下R病と略す)は,皮膚の色素斑(café au lait spots)と多発性神経線維腫を主徴とし,更に中枢神経系腫瘍の発生や眼病変,骨変化などを伴う遺伝性疾患である.最近,R病に非神経原性悪性腫瘍の合併する頻度が,従来言われていたより高いとの報告がみられる.

 われわれは,52歳,女性のR病にVater乳頭部癌を合併し,かつ,十二指腸漿膜側にも平滑筋腫を伴うといった多彩な病態を呈した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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