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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻5号

1983年05月発行

文献概要

症例

Degos病の1例―本邦7症例の集計を含めて

著者: 今野喜郎1 前田正光1 亀山仁一1 佐々木巌1 今村幹雄1 玉橋信彰2 長沼廣3

所属機関: 1東北大学医学部第1外科 2東北大学医学部抗研病理 3東北大学医学部第2病理

ページ範囲:P.507 - P.510

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 Degos病(malignant atrophic papulosis,悪性萎縮性丘疹症)は主として皮膚および消化管に発生するまれな疾患であり,1948年にフランスの皮膚科医Degosらによって命名されたことよりその名がある.本症はその初発症状が特有な皮疹であるためか,従来より主として皮膚科の領域で報告,検討がなされてきた.しかし,本症は高頻度に消化管障害を来し穿孔により死亡する極めて予後不良な疾患である.今回,われわれはこのDegos病の典型的な1例を経験したので報告すると共に,本邦報告例を集計し検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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