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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻5号

1983年05月発行

文献概要

今月の主題 消化管の悪性病変と皮膚病変 主題症例

Leser-Trélat の徴候により発見された胃癌の1例

著者: 中澤三郎1 川口新平1 芳野純治1 小沢洋1 岡村正造1 岩田雅人1 清水豊1 松井俊治1 田中正人1 大橋勝2 森田茂2

所属機関: 1名古屋大学医学部第2内科 2名古屋大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.503 - P.506

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 内臓悪性腫瘍に伴う皮膚変化としては,黒色表皮腫,皮膚筋炎,細網組織球腫,Gardner症候群を始めとする多くのものが報告され知られている.Leser-Trelatの徴候もこれらの皮膚変化の1つであり,高率に悪性腫瘍を合併することより,この所見が皮膚にみられた場合には消化管を始めとして各種臓器の検索を行うように言われてきた.われわれはLeser-Trélatの徴候をきっかけとして胃癌が発見された1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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