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書評「Radiology of the Pancreas」
著者: 平松京一1
所属機関: 1慶応義塾大学放射線診断部
ページ範囲:P.521 - P.521
文献購入ページに移動 シアトルのメイスンクリニック放射線科Freeny助教授と,ミルウォーキーのウィスコンシン医科大学放射線科Lawson教授の共著になる「Radiology of the Pancreas」がこのたびSpringer-Verlagより出版された.
近年多くの画像診断が発達し,各種臓器の形態診断は今やほぼ完成されたものとなりつつあるなかで,膵疾患,特に膵腫瘍に関する画像診断には依然として多くの障害が残されている.特に膵癌の早期発見に関しては,すべての画像診断技術を駆使しても,その検出能にはかなり限界が存在することは確かである.本書はこのような厳しい状況下にある膵画像診断の限界に対するチャレンジとも言うべき,これら診断法をすべて網羅したtextbookである.
近年多くの画像診断が発達し,各種臓器の形態診断は今やほぼ完成されたものとなりつつあるなかで,膵疾患,特に膵腫瘍に関する画像診断には依然として多くの障害が残されている.特に膵癌の早期発見に関しては,すべての画像診断技術を駆使しても,その検出能にはかなり限界が存在することは確かである.本書はこのような厳しい状況下にある膵画像診断の限界に対するチャレンジとも言うべき,これら診断法をすべて網羅したtextbookである.
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