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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻5号

1983年05月発行

症例

腺腫内癌を合併した大腸多発性化生性ポリープの1例

著者: 山田直行1 福地創太郎1 小川高伴2 西蔭三郎3 安達実樹3 武藤徹一郎4

所属機関: 1虎の門病院消化器科 2虎の門病院内視鏡検査室 3虎の門病院病理学科 4東京大学医学部第1外科

ページ範囲:P.523 - P.530

文献概要

 大腸の化生性ポリープは,結節状の小隆起としてしばしば認められ,特に高齢者において高頻度にみられる.その本態については不明な点が多いが,非腫瘍性の病変で癌化することはないとされ腺腫とは明確に区別されるべき病変と考えられている.しかるに,化生性ポリープが多発することは極めてまれで,内外にわずかの報告をみるにすぎない.最近われわれは,大腸に比較的大きい化生性ポリープが多発すると共に,ほかに粘膜内癌を伴う腺腫を合併した極めて稀有な症例を経験したので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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