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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻5号

1983年05月発行

症例

Vater乳頭に発生したカルチノイドの1例

著者: 佐田正之1 今村鉄男1 中山和道1 古賀道弘 村岡晴雄2 入江康司3

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科 2久留米大学医学部第2内科 3久留米大学医学部病院病理部

ページ範囲:P.549 - P.554

文献概要

 1907年Oberndorferは小腸腫瘍のうちで通常の癌腫とは異なる性状を有する腫瘤を経験し,これをcarcinoidと名付けた.以後この腫瘍の起源に関して幾つかの学説が提唱されてきたが,近年では,これが原腸系内分泌腫瘍であるとの学説が提唱され,また,形態学的ならびに組織化学的研究がなされ,報告例も増加している.本腫瘍については主として消化管,気管支などに発生したものの報告が多いが,今回われわれは従来極めてまれとされている,十二指腸乳頭部のカルチノイドの切除症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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