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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻6号

1983年06月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌診断の問題点(1)―良性病変と鑑別困難な早期癌 主題

Ⅱb型早期胃癌および微小胃癌の内視鏡所見

著者: 川口実1 古賀清1 三坂亮一1 岡田俊夫1 津田広文1 斉藤利彦1 芦澤眞六1

所属機関: 1東京医科大学内科

ページ範囲:P.603 - P.609

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 内視鏡器械の改良により,直視下生検が容易に行われるようになってきた.その結果,早期胃癌の発見率は上昇し,徐々にではあるが胃癌による死亡率は減少しつつある.しかしながら依然として切除胃癌の約半数は進行癌であるし,更に,切除胃の病理組織学的検討にて全く偶然に癌が発見されることもしばしばある.このことより,われわれが日常行っている内視鏡検査でいったいどのくらい癌を見逃しているだろうか.

 今回は,びらん,胃炎などとの鑑別が困難な比較的平坦な癌,すなわち微小癌,単独Ⅱb,随伴Ⅱbについて内視鏡所見を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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