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本号掲載「胃腺癌の三次元形態学―構造異型(SAT)の解明を目的として」(高橋 徹,他)について
著者: 渡辺英伸1 高橋徹2 望月孝規 武藤徹一郎3
所属機関: 1新潟大学医学部第1病理 2東北大学抗酸菌病研究所病理 3東京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.641 - P.642
文献購入ページに移動質問1 著者はtub1として,明らかに構造異型の強い癌を選んでいる.しかし,tub1には細胞異型が強く,構造異型が軽度の癌もある.このような例での胞巣および腺腔のp0とp1を計測すべきであろう.この結果をお知らせ願いたい.
同様のことはtub2でも言える.ここで著者は篩状構造の部を主に選んでいる.しかし,それ以外のtub2も明らかに存在するはずである.著者の結果ではtub1とtub2で胞巣と腺腔のp0,p1間にあまりにも明確に差があり過ぎる.現実にはもっと中間型が存在すると思うのですが,いかがでしょう.
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