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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻6号

1983年06月発行

文献概要

研究

内視鏡像との対比よりみた非偽膜型合成ペニシリン起因性大腸炎のX線像

著者: 飯田三雄1 松井敏幸1 畑中正文1 興梠憲男1 平林靖士1 浦岡正義1 久保元敏1 稲田裕1 岩下明徳2

所属機関: 1松山赤十字病院消化器科 2松山赤十字病院病理

ページ範囲:P.653 - P.662

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 近年,化学療法の普及に伴って,薬剤性大腸炎が注目を浴びている.欧米では,かなり以前よりclindamycin,lincomycinによる偽膜性大腸炎がよく知られている.一方,本邦では比較的使用頻度の高い合成ペニシリンによる“出血性大腸炎”すなわち非偽膜型大腸炎の報告が多い.本症の臨床像,特に内視鏡像については既に詳細に報告されているが,X線像についてのまとまった報告はほとんどみられない.最近,著者らは合成ペニシリンに起因した非偽膜型大腸炎8例を経験し,そのX線像を内視鏡像と対比しながら経時的に分析したので,その成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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