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今月の主題 潰瘍性大腸炎―治療と経過を中心に 主題
内科からみた潰瘍性大腸炎の手術適応
著者: 江頭芳樹1 八尾恒良2 渕上忠彦1 有馬純孝3 伊藤英明4
所属機関: 1九州大学医学部第2内科 2福岡大学医学部第1内科 3福岡大学医学部第1外科 4九州大学医学部第1外科
ページ範囲:P.693 - P.702
文献購入ページに移動本邦では本症が外科的手術の対象となる頻度は報告によって大きな差はあるが,20~30%前後とされている2)3).その中で内科医にとって最も難しい問題は,保存的療法で十分な効果を上げえない場合,どの時点で手術に踏み切るかということであり,その点に関して検討された報告も散見される4)5).基本的には効果的かつ十分な治療を行って,それが無効であると判明するまでは手術すべきでなく,また無効であるにもかかわらず漫然と長期にわたって内科的治療を続けてはならない,と言えよう.
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