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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻7号

1983年07月発行

文献概要

今月の主題 潰瘍性大腸炎―治療と経過を中心に 主題

潰瘍性直腸炎の診断とentityをめぐる若干の検討

著者: 狩谷淳1 間山素行1 秡川正嗣1 若林芳敏1 田沢浩1 瀬崎徳久1

所属機関: 1千葉県がんセンター放射線診断部

ページ範囲:P.717 - P.721

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 いわゆる,潰瘍性大腸炎(以下UCと略)のvariantとして,“直腸型”あるいは“潰瘍性直腸炎”または“非特異性直腸炎”と呼ばれる,原因不明の直腸粘膜の慢性非特異性炎症性疾患については,従来,様々な問題が提起されてきた.ここでは,まず,その形態的変化の範囲が狭く,かつ軽度であることや,またその“selflimited”な性状から,診断面に多少の問題があると思われるので,本症の診断的問題点を明らかにしてみたい.次に本症のentityに若干の考察を加えてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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