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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻7号

1983年07月発行

文献概要

症例

53ヵ所に多発病巣を認めた胃癌の1例

著者: 江間幸雄1 林繁和1 鈴木正之1 佐竹立成2 芳野純治3 中澤三郎3

所属機関: 1名古屋掖済会病院消化器科 2名古屋掖済会病院病理 3名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.747 - P.752

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 今回,われわれは胃内に50ヵ所以上の癌の多発を認め,しかもその過半数が長径5mm以下の微小癌であった胃癌の1症例を経験したので,文献的考察を加え報告する.

症例

 患 者:45歳,男性.

 主 訴:嘔気,項部痛.

 既往歴:特記すべきものなし.

 家族歴:父親,脳卒中.

 現病歴:1980年1月初めより,空腹時に嘔気を覚え近医受診,胃潰瘍と言われ投薬を受けていた.一方,10月末ごろより時々首筋の疼痛があったが,11月22日ごろより痛みが激しくなり,11月29日入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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