icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻7号

1983年07月発行

文献概要

--------------------

海外文献紹介「内視鏡を介したB型肝炎ウイルスの伝染(症例報告)」

著者: 百瀬由美子1

所属機関: 1関東逓信病院消化器内科

ページ範囲:P.771 - P.771

文献購入ページに移動
 Endoscopic transmission of hepatitis B virus: G. G. Birnie, et al (Gut 24: 171~174, 1983)

 KP,50歳男性のアルコール肝硬変症例で9月30目消化管出血にて受診し,内視鏡により食道静脈瘤破裂と診断された.SBチューブ挿入と8パック輸血で止血したが,第9病日に黄疸・肝性脳症が出現し,第34病日に死亡,剖検により小結節肝硬変に重篤な急性肝炎を併発したと診断された.3カ月前も含め本例の過去のHBs抗原は陰性であったが今回入院時はs抗原・e抗原とも陽性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?