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文献詳細

雑誌文献

胃と腸18巻8号

1983年08月発行

文献概要

今月の主題 大腸sm癌 主題症例 A 内視鏡的ポリペクトミー後に経過観察している例

1.ポリペクトミー断端近くまで広く浸潤を認めた直腸sm癌の1例

著者: 富沢峰雄1 渡辺英伸2 田代成元3

所属機関: 1新潟大学医学部第3内科 2新潟大学医学部第1病理 3田代消化器科病院

ページ範囲:P.796 - P.797

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 〔症例〕53歳,女性.1976年11月ごろより便に血液付着を認めたが痔出血として放置していた.1978年1月,某病院にて直腸指診により,肛門近くのポリープ病変を指摘され,精査を希望し来院した.内視鏡にて肛門より5cmに広基性ポリープを確認し(Fig. 1a),明らかなⅡc様陥凹を認めないためポリペクトミーを施行した.1.7×2.2cmと大きく,分割切除も考慮したが,基部にわずかにくびれを有し,絞り込みが可能であったため一期的に切除した.この結果広い焼灼潰瘍を生じた(Fig. 1b).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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