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今月の主題 大腸sm癌 主題症例 A 内視鏡的ポリペクトミー後に経過観察している例
5.有茎性大腸癌の電気焼灼後3年5ヵ月で進行癌となった1例
著者: 牛尾恭輔1 山田達哉1 廣田映五2
所属機関: 1国立がんセンター放射線診断部 2国立がんセンター病理
ページ範囲:P.804 - P.805
文献購入ページに移動生検材料の組織診は高分化型腺癌で,一部では粘膜下組織に浸潤していた.16日後の直腸鏡検査では瘢痕化し,smearの細胞診で癌細胞は陰性であり,以後,年1回の経過観察が指示された.1年後,2年後の検査(注腸および直腸鏡)で異常は指摘されなかった(Fig. 1a,bの矢印の病変は当時チェックされていない).しかし,3年後に血便が出現し,1973年12月の直腸鏡と注腸検査(Fig. 1c)にて,直腸~S状結腸に腫瘤を認め再発と診断し,翌年1月,低位前方切除術が施行された.
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